2011年08月30日

夏休み読書感想文「新版 原発を考える50話」

旧版が15年前、新版が5年前の本です。



著者は原発反対派のため、内容は原発の疑問点・怖い点を列挙しています。
中立の立場で書かれていないので内容を話半分で読みましたが、それでも恐ろしい話ばかりです。
たとえば、原子力損害賠償法の話。(以下引用 太字や強調はもっきり夫人によるもの)
どんな種類の保険でも、たとえば戦争による被害のように、保険金を支払わない場合のことがいくつも書いてあるはずです。そのひとつに、原発事故があります。原発の事故で損害があっても保険金は支払いません、というのです。
(中略)
保険会社としては、「算定不可能な巨大リスク」をもたらすようなものは取り扱えません。それでは、被害を受けた人はどうしたら良いのでしょうか。原発事故の被害については、日本では、原発を動かしている電力会社が、原則として全責任を負います。そのことは、原子力損害賠償法とよばれる法律に書いてあります。事故に寄って生じたほぼすべての被害について、電力会社は損害を賠償しなくてはなりません。そこで電力会社は、賠償のためのお金を用意しておく必要があり、そのために保険に入っています。つまり保険会社は、被害を受けた人に保険金を支払うのではなく、損害賠償をおこなう電力会社に保険金を支払うのです。
(中略)
それでも保険会社としては、現実に支払うとなったらたいへんです。そこで、次の場合には保険金を支払わない約束にしました。ひとつは、事故から10年以上過ぎて請求があった場合です。被爆災害では、がんにせよ遺伝障害にせよ、10年以上過ぎてから被害があらわれることがふつうなのに、その損害賠償は保険金の支払いの対象外とします。地震や噴火によってひきおこされた原発事故の場合も、対象外です。
(中略)
保険会社が保険金を支払う対象外とした右の三つの場合には、やはり六〇〇億円を限度として、国が電力会社に補償金を出します。
(中略)
それはともかく、六〇〇億円という上限は、とくにチェルノブイリ原発の事故後の金額としては、あまりに少なすぎるのではないでしょうか。この額を超えた被害の補償についても、電力会社には責任があります。ただし、そのぶんのお金を用意しておく義務はありません。それで困ったら国が援助をする、と法律には書かれています。
「事故から10年経過してからの被害は支払い対象外」
「限度額以上の被害が出ても国が援助してくれる」
など、知らないと大損な情報をこの本は15年以上前に教えてくれてます。
現在は補償金が1200億円まで引き上げられていますが、国が援助するお金というのは税金です。
日本にお金がない今、どうやって税金を切り詰めて援助するのでしょうか。

このほかにもいろいろ恐ろしい話が出てくる中で、私の印象に残ったのは著者が広告制作会社に勤めていた時の話です。
(以下引用)
私に変身をうながしてくれたのは、電力業界の新聞広告です。一九七三年、といえば第一次石油危機のあった年ですが、その半年前の四月から、電気事業連合会が、各全国紙に大きな広告を、毎月一回のペースで出しはじめます。たとえば、そのひとつは「たった今、電気がとまったら」という文字、真っ暗ななかにとまってしまったエレベーター、という図柄のものでした。
(中略)
この広告が対象にしているのは、明らかに、「電気がとまったら困る」と考えている都市の住民です。
(中略)
都市の住民に向かって、発電所建設に反対する住民を「敵」と見るよううながし、力ずくで建設を強行するのに同意を迫るような広告の表現は、私にとって大きなショックでした。
(中略)
それだけではありません。都市の住民を対象とした新聞広告と並行して、発電所の建設計画地では、地域住民の反対運動を孤立化させることもまた、広告の仕事としておこなわれていたのです。
(中略)
そうした電力会社の広告活動に私は、原子力開発は社会を息苦しくさせるという「核管理社会」論の具体的な姿を見ていました。私の原発反対の思いの原点は、事故の危険性や放射能のこわさよりも、そのことにあったのです。
福島原発の事故後、インターネット上の掲示板で「原発のある地域はお金をもらっていい思いをしていた」という意見がけっこう出ていました。
「いくらお金をもらったからと言って事故が許容できるものではない」「いい思いをしているのは一部だけで、原発のある地域全部がいい思いをしているわけではない」という意見・反論が当然出てきました。
反論の中には「福島原発は東京電力の原発。つまり東京で使う電気を作っている。だから東京(ひいては東京電力の管轄地域)の人が事故にあった福島をどうこう言う資格はない」といった論調のものもありました。
そして、これらの話は知らない間に「地方VS都市」という流れになりがちでした。

もともとあった地方と都市の格差が今回の震災や原発事故で噴出しただけかもしれないのですが、電気事業連合会の広告の話を読んで、自分が知らない間にいい様に影響されているのでは? と不安になりました。
posted by もっきり夫人 at 23:45| バンコク ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | サブカルチャーいろいろ(三次元) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

つもり

旅行に行きたいのですが、GWに鹿児島旅行に行って今年度の旅費を使い果たしたのと、スタッドレスタイヤの買い替えがあるため、「つもり」旅行をしています。

具体的には
*スーパーの惣菜コーナーで手作りさつま揚げを買ってきて鹿児島旅行を反芻
*市販の白熊を見て「あれはインチキ」と鹿児島旅行を反芻
*他の人の旅行記ブログを読んで行ったつもりになる
と、要するに妄想です。

そんな「つもり」旅行グッズのひとつ、源泉100%化粧水「下呂温泉みすと」
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下呂温泉の温泉水のスプレーです。
缶の絵がどこかで見たことのある絵だなと思ったら、小島功氏(黄桜のカッパの絵の人)でした。
これを朝晩の洗顔後にシューシューして、下呂温泉に行ったつもりになってます。
温泉水なので今のところ肌トラブル等ありませんが、これ単独での保湿効果はないと思います。
逆に言えば、他の化粧品の邪魔にはならないので誰でも使えるのではないかと。
また、これをシューシューしてる時に誰かが近くを通っても、無臭の温泉水なので匂いで迷惑をかけることはありません。

正直お値段は私の金銭感覚からすると高い(80g入り1300円)ですが、お土産物なら安い方だと思います。
姉妹品に全国各地の温泉水スプレーがあるので、「つもり」旅行グッズとして(注:本来はそういった用途はない)の購入をメーカーのHPをガン見しながら検討中。
posted by もっきり夫人 at 11:49| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サブカルチャーいろいろ(三次元) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

ヱヴァンゲリヲン野郎

また今年もローソンとエヴァのタイアップがはじまった。
去年はアスカフィギュア応募のためにローソンでお菓子を買ったはいいが、自己消費しきれず親に食べさせ、それでもなくならないので職場の人に配った。
去年のお菓子はキャラの描かれたパッケージをとれば単なる個別包装のポテトチップスだったので、親や職場の人も抵抗なく食べていた。

今年のキャンペーン対象お菓子には個別包装のクッキーがあるので、(これなら職場の人に配れる)と思い4個購入した。
そして開封すると、クッキーの入った袋に劇場版ネルフのロゴが印刷されていた。
これでは配るのがはばかられる。
さらにお菓子購入レシートを送るとマリのプリカが当たるキャンペーンもあるのにレシートを捨ててしまった。

でもローソン×UCCのマリのファイルが当たりました
posted by もっきり夫人 at 20:16| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 節目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何が正しいのか

以前私の生息地から車で2時間ほどの被災地にボランティアのフリーマーケットの手伝いに行った。
その時、主催者が4tトラック満載の食器や衣類を持ってきて、それを見た私は(絶対あまるよ)と思った。
しかし、フリマ開始2時間で持ってきた食器や衣類はほとんどなくなった。
しかも地元の人(おそらく年金受給者)から「みんな津波で流されてなくなってしまった。ありがとう」とも言われた。
このように言われてまた手伝いに行こうと思った。

ちなみにその被災地には温泉があり、別の日にわざわざその温泉に出かけたら、役所で「救援物資配布(※罹災証明書交付者のみ)」が行われていて、役所付近は車で混雑していた。
私も役所に行ってみると、大量の荷物を持った人達で混雑していた上に冷蔵庫を車に積んでいた人までいた。
「もう一回来よう」と言っている人もいた。
それを見て、(私がボランティアの手伝いに行ったのは正しいことじゃないのか)と不安になった。
温泉に入った後、産直で震災見舞いをいただいた方へのお礼のお菓子(※被災地店舗のお菓子)を買って帰った。

そして昨日、こんな記事を読んだ。

つぶやきかさこ : ボランティアが被災者の自立を阻害する?!〜震災5ヵ月後のボランティアのあり方を問う
つぶやきかさこ : 被災地温泉旅館の悲哀〜被災地旅行はダイレクトな義援金

前者の記事は「善意が他人を苦しめる」という話なので凹むが、行動力・ノウハウ・コミュ力・人脈がなければ募金以外の経済活動(旅行・被災地の物品購入)をした方が長期的に被災地支援になるということか。

ちなみに、私が震災見舞いをいただいた方は被災地店舗のお菓子を「おいしい」と喜んでくれたが、世の中には「東北産の物産は放射性物質で汚染されていて危険」という認識の人もいるから、相手がどういう考えを持っているのか慎重にならざるを得ないのが辛い。
posted by もっきり夫人 at 09:30| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 一切は燃えている | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月16日

悪循環

日中暑い日が続き、日中はあまり食べたいと思わないのに夜になって涼しくなるとおそろしい勢いで食欲が出てくる。
これは太るダメパターン。
posted by もっきり夫人 at 21:29| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月12日

夏休み読書感想文「苦役列車」

芥川賞受賞作ということで読みました。
内容は新聞・雑誌などでチラッと紹介されているように負け組(ワーキングプア)ものです。
が、同じ芥川賞受賞作で負け組(ワーキングプア)を描いた「ポトスライムの舟」の方が希望を持てる内容でした。
(過去に書いた「ポトスライムの舟」の感想文はここ


以下若干のネタバレあり
posted by もっきり夫人 at 22:44| バンコク ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サブカルチャーいろいろ(三次元) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月03日

はちみつ野郎

今日8月3日は「はちみつの日」と、日本養蜂はちみつ協会と全日本はちみつ協同組合が1985年に制定したことを、フランスに本社のあるダノンジャパンの8月3日は「はちみつの日」のリリース記事を見て知りました。

ダノンビオにもはちみつ味のものが2つ(はちみつ&リンゴとハニー)あり、どちらも食べたことがあります。
はちみつ&リンゴは第1回 ダノンビオ選挙で選ばれて商品化されたそうで、確かにおいしかったです。
ただ、私としてはまったく期待していなかったハニーの方にやられました。
正直に言えば「プレーンヨーグルトにはちみつかけて食べればいいんじゃないか。わざわざ独立した味にしなくても」と思っていましたが、ヨーグルト自体の滑らかさが違うのと、味が均一化されている上にしつこくないのでバクバクいけます。はちみつが嫌いでなければお試し下さい。


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posted by もっきり夫人 at 23:20| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サブカルチャーいろいろ(三次元) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする