2008年03月07日

日商簿記2級への道〜総括編〜

先日首の皮一枚で日商簿記2級第118回に合格したのでその総括というか反省会を。

<合格できた要因> 

1:問題が簡単(?)だった

2ちゃんねるの簿記2級スレに「第二問と第五問はボーナスステージ」みたいな書き込みがあったが確かにそうだった。

2:メンターがいた

以前のブログにもチラッと書いた簿記の先生の存在が本当に大きい。私一人では途中であきらめていたはず。
また、簿記の先生は独学での合格者なので独学におけるアドバイスを多数いただいた。この合格は先生のおかげです。

3:やったところ、妄想したところが出た

「長期前払費用が出る」と妄想したら本当に出た。
大原の模試に出た特殊販売(受託販売で荷為替)が分からなかったので、他の特殊販売も含めていろいろやったら出た。
また、試験前日にたまたま目についた3級の時のノートをパラパラめくって「“消耗品”と“消耗品費”とか“貸付金”と“手形貸付金”とかいろいろあったなあ」と感慨にふけっていたら、当日の第三問に“消耗品”と“消耗品費”が出た。

4:勉強時間をかなり割くことができた

友人に「クリスマスは家で、正月はモスバーガーで、バレンタインデーは図書館で勉強した」とメールしたぐらい勉強に時間を割いていた。
12〜1月はまったく勉強しない/できない日もあったが、それでも平日は30分〜3時間程度、休日は5時間程度やっていた。
(クリスマスと正月は下手すると6時間以上やっていたかもしれない。しかし時間をかけるよりも集中……)
なお、この時期は受験シーズンだったので図書館やファーストフードに行くと、受験生や資格試験の勉強をしている人が必ずいた。
その人たちを見て「自分も頑張ろう」と思い、かつ看護士や司法試験の勉強をしている人を見て「あの人達の勉強内容に比べて簿記は簡単だなぁ」と思い込んで勉強した。

5:自分にあったテキストや解説サイトが見つかった

これもブログで愚痴ったようにとにかく工業簿記が意味不明だった。
試験1ヶ月前ぐらいに分かりやすいテキスト・解説サイトが見つかり、何とか理解にこぎつけた。

6:ある意味がけっぷちだった

ここで合格しておかないと後の就職活動が若干不利になると思いこんでいたのと、来年度から会社法がちょっと変わるらしく(棚卸減耗だか固定資産の減価償却のやり方が変わる?)、また新しく勉強したくなかったから。

以上思いつくままにあげると、
運や偶然の要素が強いもの→1・3
個人の事情に関わるもの→4・6
上記2要素が絡むもの→2・5

に分類できるかと思いますが、このうちどれが欠けても合格には至らなかったと思います。(1・2・4がメイン、3・5・6はサブ)

※この他に3級の勉強で下地が出来ていたのや、日商の配点で助かったのかもしれない。


<反省点&先生のお言葉>

すぐ焦る

これも以前ブログに書いたとおり、どこか一つひっかかる問題が出ると焦って見事にひっかかる。
結果、時間が足りなくなって解けるはずの簡単な問題すら解けなくなる。
LECの模試ではこれで20点丸々損をした。おまけに「このままでは合格は難しい」とまでコメントされる。
さらに試験当日、第四問でやったことのないパターンの問題が出てきて焦り、そこに時間を費やしてしまいボーナスステージのはずの第二問で満点を取れなかった。
このことを先生に話すと「見たことない問題が出るたんびにそうやって焦るの?」とご指導ご鞭撻を……。

簿記は算数パズルではない

1月から母がナンプレ(数独)にはまり、夜になると必死に解いているのを見ていたため、私も自分の勉強(簿記の問題)を「算数パズル」と思い込んでやっていた。
確かに「楽しく問題を解く」という点では良かったが、数字を一致させる・計算や計算方法(先入先出法など)を間違えない・パターンで覚える/解くことに集中したため、第三問の財務諸表作成のような一連の流れが理解できていなかった。
先生曰く

「三ヶ月の短期間で合格したこと、第一問・第二問・第五問の点数が良かったのは努力の結果です。
しかし、この点数では簿記を理解しているとは言いがたい。特に第三問、いったい何を勉強してきたのかと言いたい。
ただ、配点が絡む箇所をおさえていたのは評価できる」

とのことでした。


以上で9月から続いた簿っ記り生活が終わった訳ですが、低空飛行ながら何とかそれなりの実績は作れました。
次はこの資格をどうやって活かすべきか、だな……。

※ちなみに、簿記の先生からは「次は宅建をとりましょう!」と……。
前の職場で社長から「宅建をとらないか」と誘われ、テキストをもらったけど放置したままその職場もやめたなぁ……。

自分が勉強した中で気づいたことを。

*商業簿記はいろんなテキスト・問題に当たった方がいい
問題を解きながら覚える方法が有効なので、単純に場数を踏んだ方がいいと思った。
また、大手専門学校各社で傾向や予想が違うため、1社だけ・過去問だけ、というのは危険。
(私は過去問の他に4社分の問題やテキストをやっていたようだ)
さらにテキストによっては出てこない内容がある。
一例を挙げると、私おすすめの「スッキリわかる日商簿記2級商業簿記 (スッキリわかるシリーズ)」には委託買付・受託買付・長期前払費用が出てこない。

*工業簿記はわかりやすいテキストで理解してから問題に当たった方がいい
2級の商業簿記は3級を発展させた内容なので、3級の勉強をした人なら独学でも何とか分かると思う。
(厄介なのは特殊商品売買・社債・端数利息・固定資産の減価償却費・財務諸表作成ではないか)
しかし、工業簿記には新しい概念がたくさん出てくる。
その概念を理解できないと、何を見ても「何がなんだかわからない」状態になる。
私の場合、商業簿記で有効だった「問題を解きながら覚える方法」がまったく通用せず、余計に分からなくなる始末だった。
特に算数数学に弱い人は注意。

*やる気が出ない・思うようにはかどらない時は……
気分転換・現実逃避を踏みとどまる際にお世話になった数々

「エースをねらえ!」
一言で言えば「“凡人”岡ひろみの成長物語」。
いろいろツッコミたくなる要素もあるが、どのキャラクターもおそろしく良いことを言っている。
読み終わったら宗像仁やお蝶夫人のセリフを思い出しながら勉強するがいい。

シングルマザーの税理士合格&奮戦&出版記
「なんて立派な人なんだろう」と読んだ時思いました。

クリームバス
頭や髪にクリームをつけてゴリゴリとマッサージしてくれます。
マッサージ中は爆睡でした。
勉強していると目・肩に負担がかかるので、マッサージや接骨院に行くがいい。

なお、どうしてもやる気になれなくてゲーセンで「オトメディウス」をやったりしたこともありましたが、勉強がうまくいかない時はゲームもうまくいかず
結局集中力が低下してるのが原因だから、そこをカイゼンする必要があったと。
posted by もっきり夫人 at 12:29| バンコク 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 節目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
合格おめでとうございます。
私も簡単な資格ですがファイナンシャルプランナー3級に合格しました。

ところで受験勉強をファーストフードやファミレスでやっていたとありましたが、
周りは気にならなかったのですか?
私はとてもそんなところで勉強する気にはなれません。
Posted by タム太郎 at 2008年03月08日 20:53
コメントありがとうございます!
そしてファイナンシャルプランナー3級合格おめでとうございます。

>ところで受験勉強をファーストフードやファミレスでやっていたとありましたが、
周りは気にならなかったのですか?
気になる時もありましたし、気にならない(きにしてられない)時もありました。
これもブログに書きますね。
Posted by もっきり夫人 at 2008年03月08日 22:56
 一般的な勉強法や独学については、各サイト・書籍に、もっとまとまったものがありますので、以下はもっきりさんの状況についてのみの私からの補足です。

 3級受験前から様子は伺っていました。
 もっきりさん自身も言われているように、この系統の試験に対して不得意意識をお持ちでした。それで当初は、勉強自体に面白味を感じにくかったと思います。
 けれど3級については、講座を受講されていたこともあり、お手持ちの問題の反復練習で足りる=こちらも単純に励ませばなんとかなる、と考えていました。
 予想通り、3級はまずまずの結果だったと思います。

 2級は、自分で情報を集め、内容を理解した上で手にかなり馴染ませなければなりません。正直、3ヵ月間というのは、かなりタイトだったと思います。
 しかしご多忙の中、少しでも時間を割いて取り組み続けられました。そして次第にご自身の課題もご理解されるようになりました。
 適宜報告いただく様子から、試験の2週前には合格できるだろうことを、私は確信していました。特に連休にご友人との約束をキャンセルされて勉強に時間を割かれたと伺い、意気込みの本気度を感じました。
 追い込み期に模試の点数がさえなかったこともありましたが、慢心を排除でき、却っていいと思っていました。
 気分転換の事例を書かれていますが、本質的に試験から逃げられたことはなかったと思います。

 この間、私はかなり厳しいことも言いました。しかしそれは外部的な一因に過ぎません。
 実際にテキストを読み込まれ、問題をこなされたのはもっきりさん自身です。模試等の不出来から目を逸らさず、一つ一つ弱点を潰していくという、本当に辛い作業を果たしていかれたのが勝因だと思います。

 あと、実力があっても、試験現場でそれを平穏な気持ちで発揮するのは難しいことです。
 受験後、手が痺れたと話されていて、私は実は喜んでいました。ああ、力を尽くされたんだと。
 もっきりさんは受験後、あまり手ごたえが無かったと言われていました。けれど5社の模範解答・配点で調べたところ、いずれも合格点を超えていました。だから、もしもケアレスミスがあったとしても、大丈夫だろうと内心思っていました。むしろ、これで落ちたらおかしいのにな?と。


 もっきり分析に対するコメント

1・3:問題の難易を短時間に判断し、獲得できる部分で点を押さえられたこと。また、出題の妄想と謙遜されていますが、十分勉強をしたからこそ、ポイントあるいは自分の弱点に気付いたのでしょう。

2:私は大したことはしていません。特に内容的には、商業簿記で改正されている部分も多いので、直接の指導はできませんでした。
 ただ、3ヵ月という期間で、いつまでに何をしなければならないか、つまり進捗管理は積極的に話しました。
 具体的には、工業簿記は得点の下支えになるから、すぐにでも目を通すこと。この時期までには、時間無制限で解説を辿ってでも問題を解けるようにしておく、ある日数前の2回、模試を行う。その後は逆に模試は打ち切り、ひたすら弱点潰し、等。
 また初期の頃、くどいくらいに言ったのがケアレスミスへの認識です。計算ミス・転記ミス・問題の読み違え。
 間違う度に、鉛筆を手の甲に突き立てよ、と(実際は言いませんでしたが)言いたかったぐらいです。これは身体で痛みを覚えてもらうしか、直す方法はないからです。

4・6:年末年始、ともすれば勉強以外に目を向けがちな中、できるだけ時間を割かれたことはすごいと思います。だからこそ、崖っぷちであると思え、最終の追い込みで力が付いたのでしょう。
 漫然としていたとすれば、直前期にも気合は入らなかったと推測します。

5:もっきりさんは、多くのテキストを参照した方がいいと書かれましたが、私は反対です。
 必要な情報を獲得できたのも、それまでの勉強の蓄積があってだと考えます。“このテキストでは、この問題が解けない”と判ったからこそ、その部分を重点的に探すことができ、最良と思えるテキストに出会えるからです。
 また問題についても、数を当たるよりは復習をされた方がいいと考えます。
 しかしこの点については、もっきりさんがご自分で判断されて、より適切な方法を見つけられたのだと思います。

 というわけで、運や個人の要素と分類されていますが、決して向こうから転がり込んできたものではありません。それらは全て、もっきりさんの“正しい”努力が引き寄せたものだと思っています。

 合格おめでとうございます。
 厳しいことを言いましたが、合否はたとえ1点の差であっても、雲泥の差です。よく頑張られたと思います。

 今後も、この経験を活かし、必要に応じて各種勉強や資格取得に役立てられることを期待いたします。
Posted by 指南 at 2008年03月12日 01:39
先生へ

返信が遅くなりまして申し訳ありません。
また、熱意のこもったコメント本当にありがとうございます。
ここまでやっていただけて、本当に幸せ者です。

勉強中、やる気がでなくてグダグダしていたら先生から「嫌ならやめた方がいい」と言われ、チラッと
「あーじゃーやめた方がいいかなー資格が就職に直結する訳じゃないしなー」と思いました。
また、出先で勉強していたため、周囲の人の話に気をとられて勉強にならなかったと先生に話したところ
怒られてしまい、「何がどう悪いんですか? だったらもういいです」と逆ギレしたこともありました。
けれど、「いや待て、ここまで親身になってくれる人がそうそういるだろうか」と考えると
先生の存在はとっても大きくて、先生をがっかりさせたくない思いの方が強くなりました。
(特に逆ギレの件は、自分が先生の立場だったら怒りたくもなる……)

試験終了5分前、手が震えながら人差し指一本で電卓を打ちました。
終了の合図で最後の一問(ボーナス問題の第二問)の答えを書き込めず、「これで落ちてしまったら
先生をがっかりさせてしまう」と思い、フラフラしながら会場から帰りました。
今回首の皮一枚で合格して、資格を取得できたのもさることながら先生に安心してもらえて
本当にうれしかったです。
ありがとうございました。




でも韓国旅行にいけず残念です。
Posted by もっきり夫人 at 2008年03月19日 23:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック